当院における新型コロナウイルス感染症対策
基本的に、普段から飛沫感染や血液感染に対する対策を徹底し診療しております。
今回の、新型コロナウイルス感染症に対して以下の対策を追加しております。
・イオニアミストプロにより、院内全ての箇所を抗菌、抗ウイルス対策施しております。
・待合室や診療室での混雑緩和のために予約制限をさせていただいております。
・診療室だけではなく、待合室やお手洗いなど、利用者ごとに毎回消毒しております。
・院内の換気を空気清浄機などの空調機だけではなく、定期的に行っております。
日本人で習慣的にいびきをかく人は2,000万人以上、その内の約1割の200万人が、睡眠中に呼吸が数十秒間も止まる発作が一晩に何十回も繰り返される「睡眠時無呼吸症候群」だと言われています。
いびきをかくのは眠りが浅い証拠です。熟睡できないことの代償は日中の眠気をもたらし、仕事の能率低下や居眠り運転事故を起こすなど、社会生活に様々な支障を来たす原因になります。
また、長期に渡るいびきの習慣や無呼吸症候群は、高血圧、不整脈、心臓病、脳梗塞などを誘発したり、記憶力や思考力の低下を招きます。良質の深い睡眠(熟睡)こそが健康の源ですから、少しでも早く治療を始めることをおすすめします。
睡眠時無呼吸症候群の主な医学的治療には、下記の方法があります。
寝るときに、下あごを少し前方に突き出させるように工夫したマウスピースを使用する方法です。この装置をお口の中に入れることで喉の気道(空気の通り道)が広がり、いびきや無呼吸が予防できます。
お口の中に入る程の大きさで、出張や旅行などにも携帯することができます。また、丈夫なプラスチック加工なため、長期間ご使用になれます。
歯に固定して使用するため、上下で約20本以上の歯が残存している必要があります。また、鼻炎などで常に鼻が詰まっている人や、神経質で寝つきの悪い人には不向きです。(そういった方には、別の方法や専門医療機関をご紹介しています。)
新しい治療法であるため、今のところは歯科医院のみの対応では保険適応外です。ただし、医科で検査を受けられ、病気の治療として必要という旨の紹介状をお持ちいただけますと、保険が適用されます。
自覚症状やご家族が気付かれた症状などの確認と、スリープスプリントに適した症状かどうかを判断するための簡単な検査を行います。スリープスプリント治療に適する場合には、X線撮影を行って口の中の状態を確認した後、上下の歯の型取りを行います。
※装具の使用時に影響が出るため、虫歯などがある場合は先に治療してから型を採ります。
※スリープスプリントに適さない症状の場合は、他の治療方法をおすすめします。また、各治療法に適した専門医療機関のご紹介もしています。
※スリープスプリントの装着具の効果は、下あごを前方に突き出し、気道を開いた状態にして固定することによって得られます。そのため、下あごの移動量が少ない場合はスリープスプリントの装着が困難になります。
初診の型取りから約7~10日で装具ができあがりますので、装着感をチェックしながら形を整え、治療位置で固定(仮止め)します。仮止め後は1週間以上試用していただき、装着感や睡眠時無呼吸症候群の症状が改善しているかどうかを経過観察します。
装具の試用で経過が良好であれば、仮止めしたものを完全に一体化させてスリープスプリントを完成させます。完成までの期間は1週間程度です。
装着経過が芳しくなかった場合は、下あごの移動量を変更するために仮止め位置を変更し、再び1週間程度経過を観察します。
※顎関節の痛みが著しい場合などは、他の治療法への切り替えをおすすめすることもあります。
※スリープスプリント治療を受けた患者さまの大半は、1回の経過観察で効果がはっきり出ますし、顎関節の痛みもほとんどありませんが、場合によっては3~5回の調整が必要なこともあります。